5月28日(水) 奨励会 対局の一日(その2)

       前回は、午前中までの流れで終わりましたが、午後からは対局の前にほっと
     一息の昼食があります。
     12時30分を目安に有段者は1局目終了後、級位者は2局目の途中にお弁当
     が、日本将棋連盟から給付されます。

       午後からの対局は有段者は2局目を開始、級位者は2局目の途中が再開さ
     れます。
     そして、各々の対局が終局を向かえるのは、17時〜18時頃で三段者はミーテ
     ィングが無く、自分のスケジュールに合うプロ棋士の対局の記録係の日を記入
     し決定されます。又二段以下は、幹事の脇謙二八段と畠山鎮七段の先生方が
     ミーティングを開かれ、次回の奨励会の対局準備(将棋盤・駒及びお茶等の用
     意、片付け)をする当番やプロ棋士の対局の記録係が決められます。

       そして解散となりますが、ここで森信雄門下は他の門下と違ってこの後、一人
     一人が師匠に“本日の対局結果”を電話で報告するのです。
     最近では、日本将棋連盟のホームページで、当日の夜には結果が掲載される事
     が多いのですが、自分の成績を良かった時も悪かった時も、自分の“生の声”で
     伝えることによって、師弟関係が深まっていくのでしょう。
     東西を通じて最多の奨励会員16名を抱える師匠宅の当日夕方は、電話が鳴り
     続けていることでしょう。

       この様にして対局が終わり、三段リーグ戦で関東所属の遠征者や近畿、九州、
     中国、四国、中部地方へと、各自今日の一日を振り返りながら帰路に辿り着くの
     でしょう。


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