6月18日(水) プロ棋士対局の“記録係”(その3)       

       先日から第21期竜王ランキング戦の各組の決勝戦が行われ、優勝者が決定
     しました。そしてなんと森信雄門下の兄弟子たちが、2組で山崎隆之七段、4組で
     増田裕司五段、5組で糸谷哲郎五段がそれぞれ優勝されました。本当に素晴らし
     事です。

       さて、先週に引き続き“プロ棋士対局の記録係”の仕事についてレポートします。
     午後は、13時から再開し指し手が進んでいきます。対局の持ち時間によって違う
     のですが夕食休憩は、3,4時間制には無く、5,6時間制は18:10〜19:00間
     に有ります。
     対局が終了したら、別室で今記録した棋譜を並べ確認します。間違いが無ければ、
     保存用・提出用・記録係用・(記者用)のコピーをします。その後感想戦に参加する
     時も有ります。その感想戦が終了すれば、将棋駒、盤、身の回り全ての物を片付
     けて仕事が終わります。
     この時点で終電に間に合えば帰宅しますが、無ければ将棋会館で泊りです。

       ほとんどの対局は、時計が1周回る事が多く、プロ棋士と共に体力や気力を使い
     果たし、帰宅するとバタン・キューです。
     これは、奨励会員にしか経験の出来ない貴重な仕事です。

       では、ピョンタも兄弟子たちの素晴らしい活躍に続いて行けます様に!


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