6月25日(水) 羽生善治十九世名人に

       先週の16,17の両日に第66期名人戦七番勝負の第6局が行われ、羽生善治
     挑戦者は森内俊之名人に勝ち4勝2敗で名人位を奪取し、同時に名人位通算5期
     で十九世名人の資格を獲得されました。これで、永世・名誉の称号が名人・棋聖・
     王位・王座・棋王・王将で史上初の6冠となり、残るは永世竜王のみとなりました。
     本当に素晴らしい活躍をされています。

       ところでお二人は、同級生で小学校4年生の将棋大会で出会い、奨励会の同期
     生でもあります。この年代は、多数のプロ棋士が誕生し、又タイトルを多数く獲得さ
     れており、長年に渡り将棋界をリードしています。

       羽生善治三冠は、この年代のトッププロ棋士同士でよくライバル視されています
     が、それよりも、小さい時から互いにしのぎを削りあった善き仲間という意識の方が
     強いそうです。対局で勝った時も決しておごる事無く、敗者への気配りを忘れない。
     そして今回、惜しくも敗れた森内前名人も、対局翌朝、始発の新幹線でひと足先に
     帰路に着かれたそうです。翌朝は新名人の取材があり、敗者がいては何かと周囲
     が気を使うと考えての配慮だったようです。

       羽生善治三冠の名言 『才能とは、継続できる情熱である。』


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