10月 1日(水) 今年も残り3ヶ月


       “暑さ寒さも彼岸まで”と言いますが、まさにこの一週間程は、朝晩だけでなく
     日中も涼しく、慌てて扇風機を片付け、長袖や毛布を出して来ました。

       もう暦も10月に入り、今年もいつの間にか残り3ヶ月となりました。実はこの
     間に、渡辺明竜王に羽生善治名人が挑戦する第21期竜王戦七番勝負が行わ
     れます。その勝者が初代永世竜王の称号を獲得できる注目のシリーズとなりま
     す。また、今現在7つあるタイトルの内6つまでのタイトルを30代のプロ棋士が
     保持していますが、唯一竜王戦のタイトルだけを渡辺明竜王の20代が保持し
     ています。世代対決という意味でも非常に興味のある対戦で、今からワクワク
     させられます。

       両者には年齢で約14歳、棋士としてのキャリアに約15年の開きがあり、育
     った時代も環境も違いますが、渡辺明竜王は4年生、羽生善治名人は6年生
     のときに小学生名人となり、エリート中のエリートとして奨励会に入会し、そして
     「15歳のプロ棋士」という稀有な共通点がありました。

       その竜王戦七番勝負は、10月18、19日(土・日)にフランス・パリで開幕し
     第7局までもつれると、12月17、18日(水・木)に山形県天童市で行われる予
     定です。


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