2月12日(木) 第40期新人王戦U−26 2回戦


       2月9日(月)午前9時30分、ピョンタが関西将棋会館に着くと、御上段の間に
     は、記録係であるY奨励会初段が、既に最上級将棋盤・駒を用意していました。
     この日関西将棋会館では、何故か豊島将之四段との新人王戦2回戦の対局の
     みが予定されていただけで、この場合一番良質の道具から使用されるそうです。

     早々にコートを掛け、下座のふかふかとした座布団に座って待つこと数分。豊島
     四段が対局室に現れたそうです。ピョン吉からするとこの場に顔を揃えた三人は、
     10年程前小学生同士だった少年たちが、この日の光景を誰一人として想像はし
     ていなかったでしょう。不思議な巡り合わせですね。いつも、どのような将棋大会
     でも豊島少年の周りには人山が築かれていました。そんな豊島少年の姿をピョン
     タは2歩も3歩も後から遅れて見ていたと思います。

     ピョンタが奨励会6級に入会した時には、豊島四段は2級でした。そしてピョンタが
     1期目の第40期三段リーグ戦において、14勝4敗で四段に昇段されました。
     そのいつも後を追い続けていた豊島棋士と公式棋戦のこの日、将棋盤を挟んで
     目の前に座る事が出来て嬉しかったと思います。

     そして対局の内容ですが、ピョンタの指した中盤の悪手の一手から余儀なく完敗。
     プロの厳しさ、一局一局を大切にの精神と更に一手一手の重みを痛感したようで
     す。本当に良い勉強をさせて頂きました。

       今期の三段リーグ戦も残り4局になりましたが、精一杯そして一手一手を大切
     に対局して欲しいと思います。


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