3月19日(木) 「桜咲く」


       「桜咲く」と聞くとこの時期、色々な合格発表を思い出すのですが、この度その
     朗報がピョン吉一家の元にもやってきました。

       14日(土)今期三段リーグの最終局を迎える前日、いつものように午後の新幹
     線に乗り込みいざ東京へ!
     ここまで4番手の位置で、ピョンタは絶対負けられない状況でした。そして1局目が                        
     終わった時点で2番手になり、自力での昇段が可能となりました。

     このような時いつも思うのですが、最後の一局にはどれだけのプレッシャーが掛か
     かってくるのでしょうか。押しつぶされず耐え抜いた者こそ、『将棋の神様』が舞い
     降りてきてくれるのでしょう。
     午後2時30分頃に1局目の結果をインターネットで知ってから、ピョンタの昇段の
     電話が掛かって来るまで、ピョン吉も流石にドキドキでした。

     終わってみれば、最後は怒涛の9連勝。なんだかキツネにつままれたようで……。
     しかし、ずっと信じ続けていて本当に良かったです。ピョンタも最終局に勝っての昇
     段、喜びもひとしおだったでしょう。(結果的には、負けても昇段だったのですが。)

       『プロ棋士になりたい!』と心に固く決めて入会してから、昇級昇段の楽しさ、嬉
     しさ。あと一歩の悔しさ。仲間の去っていく淋しさ……。
     様々な7年半の奨励会時代だったと思います。
     これらの貴重な体験を生かし、今まで以上に精進を重ね上へ上へと目指し、皆様
     に親しまれる棋士になって欲しいと願います。

       最後になりましたが、沢山のお弟子さんを抱えておられるにも関わらず、いつも
     気に掛けて下さった森師匠ご夫妻、ピョンタに温かいご声援を送って下さった皆様
     方。そして昇段直後に沢山のお祝いのメールやお電話をいただき誠にありがとうご
     ざいました。今後共、どうぞご声援を宜しくお願い致します。

     (ピョンタのコメント)
       四段の昇段は大変嬉しいです。応援していただいた皆様に感謝致します。今期
     は序盤から調子の波に乗れませんでしたが、諦めずに粘り強く戦ったのが後半の
     結果に繋がったと思います。
     これからは、一手一局を大切に心掛けていきますので今後共、一層のご声援を宜
     しくお願い致します。


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