七夕だというのに雲が夜空一面に立ちこめて、満月や星一つ見えないこの夜、
ピョンタは持ち時間各６時間のうち５時間２５分使い、相手の村中秀史四段は６
時間全てを使い切っての１分将棋の末、翌日の午前零時５分にチャレンジ精神
で戦った結果、第６８期順位戦Ｃ級２組２回戦を白星で飾ることが出来ました。
３日前に行われた第３回朝日杯将棋オープン戦一次予選・プロアマ一斉対局
では、初めての公開対局で駒を並べる時から、大勢の将棋愛好家の方が見学
され、ピョンタも珍しく緊張したそうです。相手の金内辰明前朝日アマ名人の意気
込みに押され、中盤からペースを掴まれ、良いところ無しだったようです。
ピョンタは、朝日新聞社・東京本社からの帰途、東京駅まで戻るのに道を間違
えて、ぐったりと疲れて帰宅しました。ピョン吉としては、『すぐ後に続く対局に尾を
引かなければ良いのに……』と少し心配していましたが、一つ良い結果を出せて
ホッとしました。まだ３カ月余りしか経っていない駆け出しのプロ棋士ですので、日
々精進を重ね、如何なる対局もチャレンジャーとして臨んで欲しいと思います。
今週１１日（土）には東京・将棋会館にて、第５８期王座戦一次予選・女流棋士
一斉対局で、清水市代女流名人・王将と持ち時間各５時間の対局を行います。
どうぞ応援を宜しくお願い致します。
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