9月17日(木) 縁と厳しい姿勢


       ここ何年か前から、朝一番に「誕生日、おめでとう!」、「お―、おめでとう!」
     と、互いに挨拶を交わす微笑ましい父子の姿がこの日にあります。―― そう、
     新政権発足の日の昨日9月16日は、ピョン吉とピョンタの誕生日でした。
     ピョン吉は子供の頃に、父親が将棋を指しているのを興味深く見て覚えたのが
     きっかけで。その将棋をテレビゲームを欲しがる年頃のピョンタに教えました。
     11歳になる前日に師匠の将棋大会に参加したのが縁で森門下生に。その翌
     年、奨励会に入会。まさかその8年後になる20歳の自分の姿が、プロ棋士で
     あるとは想像できたでしょうか?!
     その20歳になった当日は、毎週水曜日に大阪府立某高校の将棋部の指導を
     行っている縁から、顧問の先生方に終了後、誕生日を祝っていただきました。
     本当に嬉しいことです。
       “縁は異なもの味なもの” これはピョン吉の好きなことわざのひとつです。

       また今週、数々の記録を塗り替えてきた米大リーグ・マリナーズのイチロー
     選手が、9年連続の年間200安打の新記録を達成しました。その偉業の陰に
     は、「野球が大好き」という純粋な気持ちはもちろんのこと、『妥協を許さない努
     力』、『徹底した自己管理』、『道具を大切にする心』等、自分に対して厳しい姿
     勢で臨んでおられます。
     そしてインタビューの第一声で、「人の記録との争いから、やっと解放されたこ
     とがうれしい。」と話された言葉には、勝負の厳しさにふれ感銘しました。

       これからもピョンタには、色々な良い縁に出会い、大人としてまたプロ棋士と
     して、これまで以上に厳しい姿勢で臨んで欲しいと思います。


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